【2月10日 AFP】ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の大会組織委員会は9日、金メダルを獲得したアルペンスキー選手のブリージー・ジョンソン(米国)ら複数の選手からメダルが破損したとの声が上がっていることを受け、原因を調査していることを明らかにした。

大会組織委員会のアンドレア・フランチシ最高執行責任者(COO)は記者会見で、「状況は把握している。画像も確認した。問題があるのかどうか、詳細を調べているところだ」と述べた。

問題に最初に直面した選手の一人が、8日に行われたアルペンスキー女子滑降で金メダルを獲得したジョンソンだ。ジョンソンは競技後の記者会見で、壊れたメダルを実際に披露した。

「これがメダルで、これがリボン。そして、メダルをリボンにつなぎ留めるはずの小さな部品がこれ。外れてしまった」と報道陣に説明した。

ジョンソンは、「メダルを着けたまま飛び跳ねないで」と笑い交じりに他の選手たちに注意を呼びかけ、「興奮してジャンプしていたら壊れてしまった」と明かした。

同様の出来事は、フィギュアスケート団体で金メダルを獲得したアリサ・リウ(米国)にも起きた。リウはインスタグラムに、片手にメダル、もう一方の手に外れたリボンを持った写真とともに「私のメダルにリボンはいらない」とのコメントを投稿した。

大会組織委員会は声明で、メダルを受け取る選手にとって「すべてが完璧」になるよう、「この問題に最大限の注意を払っている」と強調した。

五輪でメダルをめぐる問題が起きたのは、今回が初めてではない。2024年パリ五輪では、エッフェル塔の廃材の一部を組み込んだ約220個のメダルが短期間で黒ずんだりさびたりし、交換を余儀なくされた。

今回の五輪のメダルは、イタリアの国立造幣局「国立印刷・造幣研究所」で製造されている。(c)AFP