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【02月10日 KOREA WAVE】「ほんの数分間、資産1000億ウォン超の富豪になった」。韓国の暗号資産取引所ビッサムで、イベント報酬の付与過程に不備が生じ、ビットコイン約62万枚が誤って配布される前代未聞の事態が起きた。一部の利用者が実際に売却し、口座に数十億ウォンが表示された事例が明らかになり、波紋が広がっている。

JTBCによると、ビッサムは最近実施した自社イベントで、対象者に配布するビットコイン数量を誤り、短時間ながら数百人の投資家口座に数百億~数千億ウォン規模の資産が表示されたという。

40代の利用者は6日午後7時22分ごろ、「イベント特典が付与された」との案内メッセージを受け取った。本来は2000ウォン相当のビットコインが付与される内容だったが、この利用者の口座にはビットコイン2000枚が入金されていた。この利用者は「最初は2000ウォンだと思い、ビットコインとは考えなかった」と振り返る。

その後、口座を確認するとビットコイン2000枚が表示され、評価額は約1900億ウォンに達していた。ボイスフィッシングを疑った利用者は家族と相談のうえ、実際に取引が成立するかを確かめるため、一部売却を試みた。最大取引数量の50枚を売却したところ、直ちに約定し、口座には約46億ウォンの現金が反映された。

ただし、この資金は実際の出金には至っていない。この利用者は「出金を試すと『出金待機』と表示され、すぐに口座が停止された」と語った。その後、ビッサムのカスタマーセンターから誤支給だったとの説明を受けたという。

同じ時間帯に、別の利用者も似た経験をした。「自分だけに誤って入ったのかと思い、知人に冗談交じりで“ビットコインが2000枚ある”と話した。正式な案内はなく、翌日になって報道で状況を知った」と明かした。

ビッサムは今回の誤支給を受け、単なる補償対応にとどめず、影響を受けた利用者を専門に扱う専担班を設けた。現在までに誤って配布されたビットコインの99.7%を回収し、残る0.3%については自社保有分で数量を補填する方針を示している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News