バッド・バニー、ハーフタイムショーで文化と団結呼びかけ
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【2月9日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の王者決定戦「スーパーボウル」が8日に開催され、ハーフタイムショーでは、プエルトリコ出身のスーパースター、バッド・バニーが、自身の楽曲をスペイン語のみで披露した初のヘッドライナーとなった。
1週間前に開催されたグラミー賞で、アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した際、ドナルド・トランプ政権の移民取り締まりを痛烈に批判し、ステージ上で「ICEは出て行け」と発言して喝采を浴びた。このこともあり、ハーフタイムショーでもトランプ政権への批判を再び行うのではないかという憶測が広がっていた。
しかし、バッド・バニーは、試合前に約束していた通り、米国社会の具体的な分断や名前を挙げることではなく、自身の文化を喜びとともに共有し、団結の重要性に焦点を当てた。
サトウキビ農園、伝統的な「ピラグア」売りの屋台、さらには結婚式を含むセットの中で、彼は楽曲「Titi Me Pregunto」やフェミニスト賛歌「Yo Perreo Sola」を披露し、ダンサーたちがパーティーの雰囲気を盛り上げた。
ペドロ・パスカルやジェシカ・アルバら俳優の他、ラッパーのカーディ・Bが、ゲスト出演した。
「El Apagon(停電)」という楽曲では、プエルトリコ人が自分たちの島で追いやられる状況など、より政治的なテーマにも踏み込んだ。途中でプエルトリコの旗を掲げる場面もあった。
サプライズゲストにはレディー・ガガが登場し、彼女のヒット曲「Die with a Smile」をラテン風にアレンジして歌った。プエルトリコの歌手リッキー・マーティンも出演した。
セットの最後には、中南米諸国、プエルトリコ、そして米国の国名を挙げた後、「Together, we are America(共にあってこそのアメリカだ)」と書かれたフットボールを地面に叩きつけた。
スタジアムの巨大スクリーンには「憎しみよりも強いもの、それは愛だ」と表示された。(c)AFP/Patrick T. Fallon and Josh Edelson