【2月7日 AFP】コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は6日、1994年に当時サッカーコロンビア代表だったアンドレス・エスコバル選手が殺害された事件に関与した麻薬密売人の男が、メキシコで殺害されたと発表した。

死亡したサンティアゴ・ガジョン・エナオ氏は、エスコバル選手の死に関連して捜査を受けていた。

ペトロ大統領はX(旧ツイッター)で、ガジョン氏がエスコバル選手殺害の責任を負う者だと述べ、事件が「国の国際的イメージを壊した」と述べた。

メキシコの検察当局関係者はAFPに対し、ガジョン氏が5日にメキシコ州のレストランで射殺されたと明らかにしている。

エスコバル選手は1994年のW杯米国戦でオウンゴールを献上し、これが一因となってコロンビアは1次リーグ敗退に追い込まれた。

ガジョン氏と兄弟のウンベルト・ムニョス・カストロ氏は、オウンゴールからわずか10日後の1994年7月2日、メデジンのナイトクラブでエスコバル選手に詰め寄ったとされる。ムニョス氏は駐車場でエスコバル選手に何度も発砲。目撃者によると、ムニョス氏は発砲するたびに「ゴール!」と叫んでいたという。その後ムニョス氏は犯行を自白し、収監された。

ガジョン氏とムニョス氏は、コロンビアのW杯での成績予想の賭けで大きな損害を受けたと考えられている。

27歳だったエスコバル選手の殺害は、当時暴力に苦しんでいたコロンビアと同国のサッカー界に衝撃を与えた。当時のメデジンは麻薬密売組織に支配され、人口10万人あたりの殺人率は380件となっていた。(c)AFP