ロシア、軍高官の暗殺未遂事件でウクライナを非難
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【2月7日 AFP】ロシアの首都モスクワの集合住宅で6日、ロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の高官が銃撃され負傷した事件について、ロシア側はウクライナが仕組んだ暗殺未遂だと主張した。
2022年2月にロシアがウクライナへの侵攻を開始して以降、ロシア国内で複数の軍高官が殺害されており、ウクライナ側はその一部について関与を認めている。しかし、今回の件についてウクライナ側はコメントしていない。
捜査当局によれば、ウラジーミル・アレクセーエフ氏は「身元不明の人物」に銃撃され、病院に搬送された。銃撃した人物は逃走したという。
アレクセーエフ氏はGRUの副長で、サイバー攻撃への関与や、英国で起きたロシア人亡命者への神経剤攻撃を指揮したとされる疑いで西側の制裁対象となっている。
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、今回の「テロ行為」の背後にウクライナがいると非難し、ウクライナが4年に及ぶ戦争終結に向けた交渉プロセスを「妨害しようとしている」と述べた。
アレクセーエフ氏は、ウクライナおよび米国との三者協議でロシア側の主要交渉担当者の筆頭副官を務めていた。最新の会合は5日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで終了したばかりだった。
ロシア大統領府(クレムリン)のドミトリー・ペスコフ報道官は、ウクライナとの戦闘が続く中で軍幹部が国内でも脅威にさらされていると認め、「戦時下では、このような軍指導者や高度な専門家が危険にさらされるのは明らかだ」としつつ、「彼らの安全確保をどう行うかはクレムリンの判断事項ではない。それは特別機関の仕事だ」と続けた。(c)AFP