【2月6日 AFP】ロシア連邦税関庁は5日、ガーデンオーナメントに偽装された巨大隕石(いんせき)のかけらの英国への密輸を阻止したと発表した。

重さ2.5トンを超える巨大な隕石のかけらは、1898年に中国のアルタイ市で発見された世界最大級の鉄隕石「アルタイ隕石」の一部だと考えられている。アルタイ隕石は、少なくとも45億年前のものと推定されている。

検察が刑事事件として捜査を行っている。

税関庁は声明で、「戦略的に重要なこの積み荷は、サンクトペテルブルク港で輸送コンテナの検査中に発見された」「輸出の際には、庭園彫刻だと申告された。しかし、詳細な検査の結果、積み荷の原産地と価値が申告内容と異なることが判明した」と述べた。

動画には、税関職員が木箱をこじ開け、表面が灰色でざらざらした隕石を発見する場面が映っている。

声明によると、このかけらの価値は約3億2300万ルーブル(約6億6000万円)に上る可能性がある。

声明は、かけらの輸入者を明らかにしておらず、英国向けとのみ説明している。

科学者たちは、隕石の販売について倫理的な懸念を表明している。隕石は研究目的の需要が高く、初期の太陽系の構成に関する重要な手がかりを秘めているからだ。(c)AFP