【2月5日 AFP】イタリアの首都ローマにある教会でフレスコ画を修復した際、同国のジョルジャ・メローニ首相に似せた天使を描いた画家が、反発を受けて自らその部分を消去した。

事の発端は、サン・ロレンツォ・イン・ルチーナ大聖堂で修復された天使の顔が、メローニ首相に非常によく似ていると伊日刊紙レプブリカが報じたことだった。

メローニ首相本人はインスタグラムでその「そっくり」とされる画像について、「いや、どう見ても私は天使には似ていない」と困惑のコメントを残した。

修復を担当したブルーノ・バレンティネッティさんはレプブリカに対し、バチカン当局からの要請を受けて3日夜にその顔を消したと話した。

AFPはバチカン当局に確認を求めたが、返事は得られなかった。現地で確認したところ、確かに顔は消されていた。

この修復師は同紙に対し、当初は否定していたものの、実際にメローニ首相に似せて描いたことを認めた。

「確かにメローニでした。ただ、もともとのフレスコ画の様式に合わせて描いただけだ」と、バレンティネッティさんは語った。

イタリア文化省内の文化財保護担当機関は4日、今後の修復作業には「画像のスケッチを添えた許可」が必要になると発表している。

大聖堂は政府庁舎のすぐ近くの場所にあり、ここ数日は多くの見物客が押し寄せていた。(c)AFP