ロシア、核兵器制限「もはや拘束されず」 新START失効で
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【2月5日 AFP】米ロ間で唯一残る核軍縮枠組みの新戦略兵器削減条約(新START)の失効を前に、ロシアは4日、配備可能な核弾頭数に関する制限に「もはや拘束されない」と述べた。
戦略核弾頭の配備数等を制限する新STARTは5日、期限切れで失効する。これにより、両国間に核軍縮に関する条約が存在しなくなる。
ロシア外務省は声明で「新STARTの当事国は、条約の文脈におけるいかなる義務や宣言に関して、もはや拘束されない」と述べた。
ロシアは「責任ある慎重な行動」を継続するが、国家安全保障が脅かされた場合には「断固たる」対抗措置をとると警告した。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は昨年9月、条約の1年延長を提案していたが、ロシア側によると、米国から回答はなかった。
マルコ・ルビオ米国務長官は、新STARTの失効について問われ、今後は中国を加えた枠組みを検討すべきだとの考えを示した。
「大統領は過去に、21世紀における真の軍備管理を行うためには、中国を含めないわけにはいかないと明言してきた。なぜなら、中国には急速に増大する備蓄があるからだ」とルビオ氏は述べた。
2010年に署名した新STARTでは、両国の戦略弾頭の配備数を1550発以下に制限し、2002年に設定された上限から約30パーセント削減した。
2020年の大統領選で勝利したジョー・バイデン大統領は、新STARTを5年間延長することで合意したが、その後、ロシアのウクライナ侵攻を巡り、両国関係は悪化した。(c)AFP