ロス五輪会長に辞任求める声、エプスタイン事件への関連取りざたされ
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【2月5日 AFP】少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告との関連が明らかになった、2028年ロサンゼルス五輪大会組織委員会のケーシー・ワッサーマン会長に対し、辞任を求める声がロサンゼルスの複数の公職者から上がっている。
ワッサーマン氏は、米司法省が1月30日に公開した数百万ページに及ぶ文書の中で、2003年にエプスタイン元被告の元交際相手であるギレーヌ・マクスウェル受刑者とメールを交わしていたことが判明し、その翌日に謝罪をしていた。
エプスタイン元被告のために未成年の少女をあっせんした罪で20年の刑に服しているマクスウェル受刑者とのメールについて、ワッサーマン氏は「20年以上前、彼女の恐るべき犯罪が明るみに出るはるか前に、ギレーヌ・マクスウェルとやり取りをしていたことを深く後悔しています」と述べた。
新たに明らかになったメールには、ワッサーマン氏がマクスウェル受刑者に「タイトなレザー服姿を見たい」と書いたものが含まれていた。また別のメールでは、マクスウェル受刑者が「男を狂わせる」ようなマッサージを提案していた。
当時既婚だったワッサーマン氏は、エプスタイン事件そのものについて不正行為を疑われているわけではない。しかし、たとえ関係がどれほど薄くても、エプスタイン元被告とのつながりが浮上したことで、ロサンゼルスの地元当局者らは、ワッサーマン氏に組織委会長の職を辞するよう求めている。
ロサンゼルス郡のジャニス・ハーン行政官は地元紙ロサンゼルス・タイムズに対し、「(ワッサーマン氏が)世界の舞台で私たちを代表することは、選手たちや、2028年に向けた膨大な準備作業から注意をそらすことになる」と述べた。
ロサンゼルス市議会議員のウーゴ・ソトマルティネス氏は「マクスウェルが、わが国史上最も悪名高い性的人身売買ネットワークの一つを仕切っていたまさにその時期に、現在28年ロス五輪の会長を務める人物が、彼女と深い仲にあったとされている」「直ちに身を引くべきだ」と、辞任を求めた。
また同市の財務監査官ケネス・メヒア氏もソーシャルメディアで「ジェフリー・エプスタインやギレーヌ・マクスウェルと関係のある人物に、私たちの財政的未来を託すことはできない」と述べ、責任を取るよう求めている。
カレン・バス市長は、この問題への関与を避け、組織委上層部に関する判断は理事会が決定を下すべきとの声明を出している。(c)AFP