【2月5日 AFP】米マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏は、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告と過ごした「すべての瞬間」を後悔していると述べた。一方、元妻のメリンダ・フレンチ・ゲイツ氏は、元夫にはエプスタイン元被告との関係についてまだ答えるべき疑問があると述べている。

米司法省が先週新たに開示した300万ページ以上の資料には、エプスタイン元被告と多くの著名人とのメールが含まれており、温かい友情、不正な金銭取引、プライベートな写真などが明らかになっている。

開示されたメールの下書きの中で、エプスタイン元被告はゲイツ氏が不倫していたと主張。自身とゲイツ氏との関係について、「ロシア人少女たちとの性行為の結果に対処するためにビルが薬を手に入れるのを手助けしたことから、既婚女性との密会を手助けしたことまで」多岐にわたると記している。

億万長者の慈善家であるゲイツ氏は、4日に放送された9News Australiaのインタビューで、「彼(エプスタイン元被告)と過ごしたすべての瞬間を後悔しており、謝罪する」と述べた。

さらに、「あのメールが送られたことはない。デマだ」「彼が何を考えていたのかは分からない。私を何とかして攻撃しようとしていたのだろうか?」と続けた。

ゲイツ氏の広報担当者も新たな資料が開示された後、「これらの文書が示しているのは、ゲイツ氏と継続的な関係を築けなかったことに対するエプスタイン元被告のいら立ちと、彼がわなにかけ、名誉を傷つけるためにどれほどのことをしようとしていたかということだけだ」とべた。

一方、メリンダ氏は米NPRのインタビューで、今回の資料開示は「結婚生活での非常につらい時期の記憶をよみがえらせた」と語った。

「こうした詳細が明らかになるたびに、私は個人的につらい思いをする」「そこにどんな疑問が残っているのか、私はすべてを知ることすらできないが、それらの疑問は、彼ら、そして元夫に向けられるべきだ。答えるべきは彼らであり、私ではない」と述べた。

ゲイツ氏とメリンダ氏は2021年に離婚した。

ゲイツ氏は9Newsに対し、2011年にエプスタイン元被告と出会い、その後3年間で何度か夕食を共にしたが、カリブ海の「エプスタイン島」を訪れたことはなく、女性と性的関係を持ったこともないと主張。

「常に焦点となっていたのは、彼が知り合いの多くの大富豪に世界保健への寄付を促せると言っていたことだ。今にして思えば、それは行き詰まっていた」と付け加えた。

「エプスタイン・ファイル」に名前が出ている人物が不正行為をしたとは限らないが、新たに開示された資料は、エプスタイン元被告との関係をしばしば軽視、あるいは否定さえしてきた著名人が、実際はエプスタイン元被告とつながっていたことを明らかにした。(c)AFP