【2月4日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は3日、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告のスキャンダルをめぐり、もうこの問題からは手を引き、別の政策課題に話題を移すべきと米国民に改めて訴えた。

先週、新たに数百万件の資料が公開されたエプスタイン元被告との関係が指摘されているビル・クリントン元米大統領と妻のヒラリー氏は、今月末に議会で証言する予定となっている。

ホワイトハウスでの記者会見で、エプスタイン事件に関する質問を受けたトランプ氏は、新たに公開された資料によって自身の関与は否定されたと改めて主張した。

「エプスタインや他の人々がわたしに対して陰謀を企てていたと資料には書かれていた。わたしに関する情報はそれだけだった」とし、「そろそろ医療などの人々が関心を持つ他の問題に目を向ける時だと思う」と続けた。

トランプ氏はさらに、「これは共和党の問題ではなく、民主党の問題だ」と述べ、問題の矛先をクリントン夫妻に向けようとし、ハワード・ラトニック商務長官や実業家のイーロン・マスク氏を含む自身と関連のある人物への言及から注意をそらそうとする姿勢も見られた。

AFPは、エプスタイン元被告との関係が明らかになった英国のピーター・マデルソン元駐米大使についてコメントを求めたが、トランプ氏は「それについてはあまり知らない。彼が誰かは知っているが、残念だ」と述べるのとどめた。

マンデルソン元駐米大使は2025年5月に大統領執務室でトランプ氏と握手を交わし、貿易協定を発表している。その後、エプスタイン氏とのかかわりを理由に解任された。(c)AFP/Danny Kemp with Martin Pollard and Helen Rowe in London