【2月4日 AFP】元英王子のアンドルー・マウントバッテン・ウィンザー氏(65)が、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告との関係をめぐり新たな追及を受ける中、これまで居住してきたウィンザーの邸宅「ロイヤル・ロッジ」から退去した。英BBCが3日、報じた。

アンドルー氏は、米司法省が最近公開したエプスタイン関連文書をめぐり、改めて説明を求める圧力が強まっている。

BBCによると、アンドルー氏は2日、ウィンザー城近くの邸宅ロイヤルロッジから退去した。アンドルー氏は過去20年間、元妻サラ・ファーガソン氏と暮らしていた。

アンドルー氏は現在、ノーフォークにある王室の私邸サンドリンガム・ハウスに仮住まいしている。大衆朝刊紙サンは、アンドルー氏が最終的に、現在改装中のマーシュファームに移る予定だと報じている。

アンドルー氏は、米司法省が開示したエプスタイン・ファイルにたびたびその名が登場しており、説明を求める圧力にさらされている。

ファイルには、当時はまだ王子だったアンドルー氏が地面に横たわる女性の上に四つんばいでかがみこむ写真や、「内々に」話すためエプスタイン元被告をバッキンガム宮殿に招待するメールなどが含まれている。

これらの開示を受け、キア・スターマー首相は、アンドルー氏はエプスタイン元被告が犯した罪について知っていることを米議会で証言するべきだと述べた。

エプスタイン元被告の被害者の一人は弁護士を通じて、エプスタイン元被告によって2010年に英国に送り込まれ、ロイヤル・ロッジでアンドルー氏と性行為をさせられたと主張している。

アンドルー氏は不正行為を繰り返し否定している。

エプスタイン元被告の被害者であるバージニア・ジュフリーさんの死後に出版された回顧録には、人身売買され、17歳だった時の2回を含め、アンドルー氏と3回性行為をさせられたことなど、衝撃的な告発が詳細に記されている。

アンドルー氏はジュフリーさんの告発についても繰り返し否定しているが、2022年に数百万ドルの和解金を支払って裁判を回避した。

アンドルー氏はエプスタイン元被告との関係を理由に昨年、兄チャールズ国王から「王子」の称号や爵位「ヨーク公」などを剥奪された。(c)AFP