デンマーク裁判所、イスラエル大使館に手りゅう弾投げ込んだスウェーデン人2人に拘禁刑
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【2月4日 AFP】デンマークの首都コペンハーゲンの裁判所は3日、2024年10月に在デンマーク・イスラエル大使館に手りゅう弾を投げ込んだとして「テロ行為」の罪に問われたスウェーデン人の男2人に対し、拘禁刑を言い渡した。
裁判所は18歳の男に拘禁12年、21歳の男に拘禁14年を言い渡した。2人は犯行当時、それぞれ16歳と18歳だった。
警察は声明で、「2人の男はイスラエルとデンマークの国民を恐怖に陥れようと手りゅう弾を投げた。したがって、この攻撃はテロ行為に当たる」と述べた。
裁判所はまた、2人の男が、スウェーデンの犯罪組織に属する共犯者(正体も人数も不明)と事前に合意し、共謀して行動したと判断した。
18歳の男は、「クルドのキツネ」の異名を持つラワ・マジドが率いる犯罪組織「フォックストロット」のメンバーで、中等学校時代から所属していることを認めた。この男は、在スウェーデン・イスラエル大使館銃撃事件をめぐり、スウェーデンでも起訴されている。
ソレン・ハルボ検事はプレスリリースで、「この犯罪ネットワーク(フォックストロット)は、デンマークで中東のテロ組織の実働部隊として活動している。デンマークではイスラエル大使館を攻撃の標的としている」と述べた。
2024年10月2日深夜、高級住宅街ヘレルプにあるイスラエル大使館に隣接する住宅のテラスに2発の手りゅう弾が投げ込まれた。負傷者はいなかった。
2人は、住宅の住人に対する殺人未遂罪でも有罪判決を受けたが、大使館を警備する兵士の生命と身体の安全を危険にさらした罪については無罪となった。2人は服役した後、スウェーデンに追放される。
スウェーデンの情報機関は2024年5月、イランがイスラエルに対する「暴力行為」を実行するためにスウェーデンの犯罪組織のメンバーを募集していると主張したが、イラン側はこれを否定している。(c)AFP