「悪魔ではない」 エプスタイン元被告、新たに公開された動画で否定
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【2月3日 AFP】少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に自殺した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告が、米司法省が新たに公開した資料に含まれていたビデオインタビューで、自身が「悪魔」であることを否定し、性的捕食者としては「最も低いレベル」にすぎないと主張していたことが分かった。
約2時間に及ぶこのインタビューは、第1次トランプ政権で首席戦略官を務めたスティーブ・バノン氏によって行われた。撮影日時は不明だが、エプスタイン元被告のニューヨークの自宅で撮影されたとみられる。
エプスタイン元被告と、その疑惑に対する政府の調査に関する資料はこれまで大量に公開されており、世界の政界・財界の指導者たちとの関係が浮き彫りになっている。
「自分は悪魔だと思うか?」とバノン氏が問いかけると、黒いシャツに眼鏡姿の元被告は「いや、でも、いい鏡を持っている」とほほ笑みながら答えた。質問が繰り返されると、「分からない。なぜそんなことを聞くのだ?」と返した。
また、バノン氏がエプスタイン元被告を「クラス3の性的捕食者」と呼ぶと、「違う。私は最も低いレベルだ」と反論。この分類は米国で用いられる区分で、公共の安全に対する最も深刻な脅威を示すものだ。
「だが犯罪者ではある」とバノン氏がたたみかけると、元被告は「そうだ」と認めた。
このやり取りに先立ち、バノン氏は元被告に対し、「世界で最悪の人々に助言して稼いだ金」だとして元被告の財産を「汚れた金」だと考えているかと問うた。
これに対し元被告は、自身の資産は合法的に得たものだと主張する一方で、「倫理は常に複雑な問題だ」と話した。
さらに、パキスタンやインドでのポリオ根絶を支援するために資金を提供したことを挙げ、自らの金の稼ぎ方を正当化しようとする一幕もあった。(c)AFP