【2月3日 AFP】イランのメディアが2日、マスード・ペゼシュキアン大統領が核問題をめぐる米国との協議開始を指示したと報じた。ドナルド・トランプ米大統領は、合意に至らなければイランに「悪いこと」が起きると述べ、警告していた。

イランでは先月、物価高騰に対する市民の抗議活動への当局の弾圧が激化し、多数の死者が出る事態に発展した。これを受けてトランプ氏はイラン政府に軍事行動の可能性を示唆し、中東地域に空母打撃群を派遣した。

イランの最高指導者アリ・ハメネイ師が「米国がイスラム共和国を攻撃すれば地域戦争になる」と警告したことを受け、トランプ氏は1日、同国と合意に達することに期待を示す一方、「合意が成立しなければ悪いことが起きる」と警告した。

この問題をめぐりイランの「ファルス通信」は2日、匿名の政府関係者の話として「ペゼシュキアン大統領は米国とのイラン核計画に関する協議の開始を命じた」と報じた。政府系新聞「イラン」と改革派日刊紙「シャルグ」にも同様の記事が掲載された。

また、アラブ諸国の高官が匿名を条件にAFPに語ったところによると、エジプト、カタール、トルコ、オマーンの介入を受け、6日にトルコで会談が行われる可能性があるという。

米国のニュースサイト「アクシオス」は、匿名の情報筋2人の話を引用し、イランのアッバス・アラグチ外相がトルコ最大都市イスタンブールで、米国のスティーブ・ウィトコフ特使と会談し、核問題をめぐり協議する予定だと報じた。(c)AFP