【2月2日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は1日、イランの最高指導者アリ・ハメネイ師が「米国がイスラム共和国を攻撃すれば地域戦争になる」と警告したことを受け、同国と合意に達することに期待を示した。

1月にピークに達した反政府デモに対するイラン当局による死者を出す弾圧を受けて、トランプ氏は軍事行動を示唆し、中東に空母打撃群の派遣を命じた。

ハメネイ師は1日、最近の抗議行動を「クーデター」に例え、米国が攻撃すれば広範な衝突が起きると警告。「米国人は、もし戦争を始めれば、今回は地域戦争になると知るべきだ」とハメネイ師は述べ、国民に対しトランプ氏の言動を「恐れる必要はない」と語った。

その警告について問われたトランプ氏は、記者団に「もちろん彼はそう言うだろう」と答え、「うまくいけば合意を結ぶことになる。もし合意に至らなければ、彼の言ったことが正しいかどうか分かることになる」と述べた。

両国間の緊張が高まる中、イランのアッバス・アラグチ外相は1日、「誤算」を懸念していると述べつつ、トランプ氏は「正しい決断を下すだけの賢明さを持っている」と信じていると語った。

米CNNに対してアラグチ氏は「米国の交渉チームがトランプ大統領の言葉、つまり『核兵器が存在しないことを確実にするために、公正で公平な合意を目指す』という方針に従うのであれば、再び協議する可能性があると見ている」と述べた。

アラグチ氏は、イランが交渉相手としての米国への信頼を失ったとしており、中東諸国が信頼回復の仲介役を担っていると付け加えた。(c)AFP