米地裁、ミネソタ州の移民摘発停止要請退ける 拘束5歳児については釈放命令
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【2月1日 AFP】米ミネソタ州の連邦地裁は31日、移民・関税執行局(ICE)の大規模な不法移民摘発作戦の停止を求めた、州当局の申し立てを退けた。この拘束および強制送還作戦を受けてデモに参加した米市民2人が死亡している。
州側は、約1か月にわたる連邦政府の作戦が、州としての主権を侵害していると主張したが、キャサリン・メネンデス判事は決定の中で「最終的に、損害の均衡は差し止め命令を明確に支持するものではない」と記した。
今回の判断はミネソタ州の主張全体について最終判断を下すものではなく、今後の審理を経て決定が下される。また、州内で行われている移民取り締まりが法律に違反しているかどうかについても、判事は判断を示していない。
ドナルド・トランプ米大統領が推進する移民摘発は全米で怒りを呼び、ミネソタ州では1月30日に数万人規模のデモが行われた。
覆面をして重武装したICE職員は、州内を一斉捜索して証明書のない移民を探して数千人を拘束しており、抗議デモに参加したレニー・グッドさんとアレックス・プレッティさんを射殺した。
一方で同連邦地裁は同日、作戦で拘束された5歳の少年とその父親について、釈放するよう命じた。
エクアドル出身のアドリアン・コネホ・アリアスさんとリアム・コネホ・ラモスちゃんは、1月20日にミネアポリスの自宅前で拘束されていた。2人はいずれも亡命申請者だった。
フレッド・ビアリー判事は、2月3日までに2人を釈放するよう命じている。(c)AFP