【1月31日 AFP】全豪オープンテニスは30日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が3-6、6-3、4-6、6-4、6-4で現王者ヤニック・シナー(イタリア)を下し、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)との決勝に駒を進めた。

38歳のジョコビッチは時間を巻き戻して第2シードのシナーとの4時間9分の熱戦を制し、四大大会(グランドスラム)通算25回目の優勝への可能性を残した。

シナーとの直近5試合ですべて敗れていたジョコビッチは、これでグランドスラム通算39回目の決勝を迎える。また全豪では、オープン化以降最年長での男子単ファイナリストになった。

一方でアルカラスは、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を振り払うのにさらに長い時間を要し、足のけいれんや最終セットでの劣勢をはねのけ、6-4、7-6 (7/5)、6-7 (3/7)、6-7 (4/7)、7-5で5時間27分の長丁場を制した。

アルカラスは、第3セット途中にけいれんと思(おぼ)しき痛みで動けなくなり、敗退寸前の事態に陥った。しかし、チェンジエンドの際に治療を受けることが認められると、これにズベレフが怒り、審判に暴言をはくなど不満をあらわにした。

けいれんを理由としたメディカルタイムアウトは認められていないが、アルカラスは試合後、右内転筋を痛めたと感じており、タイムアウトを取る判断をしたのはトレーナーだったと説明した。

動きが制限される中でのプレーで今大会初めてセットを落としたアルカラスだったが、第5セットではブレークダウンから巻き返し、最後は勝利をもぎ取った。

8度目のグランドスラム決勝に進出したアルカラスは、これまでにウィンブルドン選手権と全仏オープン、全米オープンをそれぞれ2度制しているものの、これまで4度出場した全豪ではトロフィーに縁がない。

もし今大会で優勝となれば、アルカラスはオープン化以降の男子選手としては最年少でのキャリア・グランドスラム達成となり、24歳でこの記録を達成した同胞のレジェンド、ラファエル・ナダルの記録を破ることになる。(c)AFP