【2月3日  People’s Daily】中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議では、高水準の科学技術的な自立と自強(自ら鍛え強くなる)を加速し、新たな質の生産力の発展をリードすることが提唱された。この重要な政策は、長期的視点に立った強い国家の基盤を見据え、中国共産党のイノベーションの本質と法則に対する深い洞察を体現し、科学技術イノベーションを通じて国の発展の新たな優位性を全面的に形成するという中国の確固たる戦略的な意思を示している。

これは中国式現代化に力強い原動力を注入するだけでなく、中国と各国との互恵・ウィンウィン協力にもより多くの機会をもたらすだろう。

「第14次五か年計画」期間中、中国はイノベーションによる発展を力強く推進した。2024年の全社会の研究開発投資額は3兆6000億元(約81兆5760億円)を超え、20年比48%増加した。世界知的所有権機関(WIPO)が作成した25年の「国家総合イノベーション能力指数ランキング」は第14位から第10位に躍進した。

人工知能、新エネルギー、バイオテクノロジーなどの先端分野が急速に台頭し、新たな経済成長エンジンを形成しつつある。

有人宇宙船「神舟(Shenzhou)」の宇宙飛行、世界最大の電波望遠鏡「天眼(Tianyan)」の宇宙観測から、国産大型旅客機C919、国産大型クルーズ船の相次ぐ商業運転開始まで、一連のイノベーション成果は、科学技術的な自立と自強の着実な歩みを反映し、中国が世界のイノベーション地図においてますます重要な位置を占めていることを示している。ポルトガルのマヌエル・カストロ・アルメイダ(Manuel Castro Almeida)経済大臣兼領土統合大臣が評価するように、中国は近年、イノベーション分野で顕著な成果を収めており、世界の科学技術イノベーションを推進する重要な力となっている。

科学技術が栄えれば民族が栄え、科学技術が強ければ国家が強くなる。中国式現代化は科学技術の現代化によって支えられなければならない。「第15次五か年計画」期間(26~30年)の経済社会発展の主要目標の一つは、科学技術的自立・自強の水準を大幅に向上させ、重点分野のコア技術の迅速なブレークスルーを図り、科学技術イノベーションと産業イノベーションを深く融合させることだ。

科学技術のイノベーションによって発展の優位性を培うことは、中国の大局を見据えた未来に向けた戦略的選択である。現在、新たな科学技術革命と産業変革が深く進展している。イノベーションで一歩先んじることができれば、発展をリードする主導権を握ることができる。

今後5年間、中国は教育強国、科学技術強国、人材強国の建設を総合的に推進し、国家イノベーションシステムの全体的な効率を向上させ、自力のイノベーション能力を全面的に強化し、科学技術発展の「制高点」(戦う相手より有利な地点)を占め、新しい質の生産力を絶えず生み出していく。

イノベーションに焦点を当てた体系的な構想と明確な計画は、各方面の中国の発展見通しに対する信頼を力強く高めている。国連(UN)のガイ・ライダー(Guy Ryder)政策担当事務次長は「中国の科学技術イノベーションは、点でのブレークスルーだけでなく、イノベーションの勢いが全面的に醸成されており、『イノベーション爆発期』に入った中国は世界の科学技術の地図を再構築している」と見ている。

科学技術イノベーションは、人類が共通のリスクや課題に共同で立ち向かい、平和と発展を促進する重要な力である。中国は常に、科学技術の開放と協力によって人類に恩恵をもたらし、地球規模の課題への対応に継続的に知恵と力で貢献している。

中国は160以上の国や地域と科学技術協力関係を構築し、外国政府との科学技術協定は119件に達している。「グローバル人工知能ガバナンスイニシアチブ」を提唱し「国際科学技術協力イニシアチブ」を発表し、「オープンサイエンス国際協力イニシアチブ」の発起を主導するなど、中国のグローバル科学技術ガバナンスにおいて果たす役割は日増しに大きくなっている。

人工知能企業「深度求索(DeepSeek)」はオープンソースの技術路線を堅持し、電気自動車車大手の「比亜迪汽車(BYD)」はコア技術を業界全体に開放し共有している。

中国企業は技術的ブレークスルーを模索すると同時に、イノベーション技術の相互受益と共有を持続的に推進し、グローバルで包摂的な発展を促進している。中国はイノベーションの「加速度」を実現すると同時に、世界的な競争力を持つ科学技術イノベーションの開放環境を構築し、より高いレベルで科学技術イノベーションの国際協力を促進し、その成果がより多くの国と人びとに恩恵をもたらすように努めている。

「第15次五か年計画」を見据え、中国はイノベーションの光で発展の道を照らし、より開放的な姿勢で科学技術イノベーションの国際協力を推進し、人類社会の発展と進歩にさらに大きな貢献を果たそうとしている。(c)People’s Daily /AFPBB News