【1月30日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領による大規模な移民取り締まりをめぐる激しい対立の末、米上院は30日、政府閉鎖を回避するための予算案採決に一歩近づいた。

米連邦政府の約4分の3に影響する部分的な政府閉鎖となれば、トランプ氏の大統領再就任後としては2度目となる。

野党民主党は六つの歳出法案のうち五つについては即時可決する用意があるとしているが、国土安全保障省(DHS)への予算については一線を引き、移民取り締まり機関に新たな制約を課すために、それを削除して再交渉するよう要求した。

現在の政府予算は、30日深夜に失効することになっている。

民主党のチャック・シューマー上院院内総務は29日、ホワイトハウスがこの要求に同意したと述べ、与野党双方の上院指導部が30日中にこの合意を本会議に上程して、採決することを目指しているとした。

ミネソタ州ミネアポリスでここ数週間のうちに移民・税関捜査局(ICE)職員によって抗議者2人が殺害されたこと受け、トランプ氏の強硬な移民取り締まりに対する民主党の反発が強まり、ここ数日は、政府閉鎖の可能性が高まっていた。

民主党は、現在では他のすべての連邦法執行機関を合わせたよりも多くの予算を持つICEを抑制しようとしている。(c)AFP