中国「米の封じ込めは失敗する運命」 国防戦略に反発
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【1月29日 AFP】中国国防省の蒋斌報道官は29日、米国防総省が中国抑止を優先する方針を「国家防衛戦略(NDS)」で示したことについて、米国の試みは「失敗する運命にある」と述べた。
蒋報道官は記者団に対し「事実が証明しているように、中国を封じ込めたり阻止したりするいかなる試みも失敗する運命にある」と語った。その一方で中国は「米側と協力する用意がある」とも付け加えた。
ドナルド・トランプ米大統領は4月に中国を訪問し、習近平国家主席と会談する予定となっている。
23日に公表されたNDSでは、米政府が「インド太平洋において、中国を対立ではなく、強さによって抑止する」との方針を示した。中国やロシアといった従来の敵対国に対する表現がより穏やかになっている点で、これまでの国防総省の方針から大きく転換していた。
前回のNDSは、ジョー・バイデン前大統領の政権下で発表され、中国を米国にとって最も重要な課題とし、ロシアを「深刻な脅威」と位置付けていた。今回は、米国と同盟関係にある台湾への言及を避けつつ、中国との「敬意ある関係」を促していた。
しかし、その一方では「第一列島線」に沿って「強力な拒否防御」を構築するという考えを再確認している。これには日本や台湾が含まれる。
米側のこうした姿勢に蒋報道官は「中国の核心的利益に関わる問題で、言うこととやることが逆にならないように」とくぎをさし、これらを中国は「断固として守る」と強調した。(c)AFP