英裁判所、トランプ氏三男の友人女性に暴行加えた男に有罪評決
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【1月29日 AFP】英ロンドン北東部の裁判所の陪審は28日、ドナルド・トランプ米大統領の三男バロンさん(19)の友人の女性に暴行を加えたロシア人の男に対し、暴行罪で有罪評決を言い渡した。男は女性とバロンさんの友情に嫉妬していたという。
マトベイ・ルミアンツェフ被告(22)は、2025年1月に起きた女性に対する暴行事件で有罪評決を受けた。バロンさんは被害女性とのビデオ通話中に偶然事件を目撃。英ロンドンの警察に通報して捜査に協力していた。
ルミアンツェフ被告は、2025年1月の事件で暴行により実際の身体への危害を生じさせた罪(傷害罪の一種)と司法妨害罪で有罪評決を受けたが、2024年11月の暴行罪1件とレイプ罪2件については無罪となった。
21日に陪審員に事件の詳細が説明された際、この刑事事件へのバロンさんの意外な関与が明らかとなり、メディアの注目を集めた。
法的理由により、被害女性の身元は明らかにされていない。バロンさんは女性との関係について、「親しい」友人だと述べている。
トランプ氏と妻メラニア氏の間に生まれた唯一の子どもであるバロンさんは2025年1月18日、米国からロンドンの警察に通報し、ビデオ通話をしていた女性が暴行を受ける場面を目撃したと述べた。
検察は裁判で、ルミアンツェフ被告が女性とバロンさんの友情に嫉妬していたと述べた。
法廷に示された記録によると、バロンさんは、「電話をしていた女の子が今、殴られている」「ひどく殴られている。電話していたのは約8分前だ。その後どうなったかは分からない」と述べている。
バロンさんは当初、女性と知り合った経緯を明かさなかったが、オペレーターに「無礼だ」と注意されると、最終的に「ソーシャルメディアで知り合った」と説明した。
バロンさんは後に捜査を担当する英警察に送ったメールで、米国と英国の時差のため、女性がビデオ通話に出るとは思っていなかったと述べた。
だが「驚いたことに」女性ではなく「上半身裸で黒っぽい髪の男性」が出た。
「その後、画像は泣きながら殴られている被害者に切り替わった。被害者がロシア語で何かを言うと、男は通話を切った」とバロンさんは記している。
英紙メトロによると、被害女性は陪審に対し、バロンさんの介入で「命を救われた」と語った。
ルミアンツェフ被告の量刑は3月27日に言い渡される。(c)AFP