習主席、対話と協力強化を強調 英首相と北京で会談
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【1月29日 AFP】中国の習近平国家主席は30日、首都北京で英国のキア・スターマー首相と会談し、地政学的な逆風に対処するため、中国と英国は関係を「強化」しなければならないと述べた。英国首相の中国訪問は2018年以来となった。
習氏は人民大会堂で行われた会談で「現在の国際情勢は複雑に絡み合っている。国連安全保障理事会の常任理事国であり、主要な世界経済国として、中国と英国は対話と協力を強化する必要がある」とスターマー氏に述べた。
今回の中国訪問についてスターマー氏は、中国との「実務的な」関係構築を進める狙いがあるとしている。
これに関連して英首相府は同日、人身密航業者が利用するサプライチェーンを対象とした協力協定に、両首脳が署名する予定だと明らかにした。
不法移民の問題は、密航業者の取り締まり強化と流入阻止を公約に掲げる労働党党首のスターマー氏にとって極めて政治的に敏感な課題となっており、移民流入は極右勢力の支持拡大を招いてきた。
英首相府によると、英仏海峡を小型船で渡る密航業者が使用するエンジンの半数以上は中国製とされており、署名される予定の協定では、両国間での情報共有に加え、ボート部品を製造する中国メーカーと「直接関与」し、組織犯罪による「悪用」を防ぐための対策も盛り込まれている。
ここ数週間、トランプ政権による予測不能な政策が指摘される中、西側諸国の指導者が相次いで中国を訪問している。
スターマー氏の他には、フィンランドのペッテリ・オルポ首相やカナダのマーク・カーニー首相、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が訪中している。(c)AFP