【1月29日 AFP】スロバキアのロベルト・フィツォ首相がドナルド・トランプ米大統領(79)の精神状態について他の欧州首脳に懸念を示したと報じられたことについて、米ホワイトハウスとフィツォ氏が28日、否定した。

米ニュースサイト、ポリティコは欧州外交官の話として、フィツォ氏が先週の欧州首脳会議で、トランプ氏の「精神状態」を懸念している述べたと報じた。

さらに、フィツォ氏は1月17日に米フロリダ州で盟友トランプ氏と会談した際、トランプ氏の印象を「危険」と表現したとも報じた。

ホワイトハウスのアナ・ケリー副報道官はAFPへの声明で、「これは匿名の欧州外交官による完全なフェイクニュースだ。マールアラーゴでの会談は前向きで生産的だった」と述べた。

トランプ氏と国粋主義のイデオロギーを共有するフィツォ氏はX(旧ツイッター)で、ポリティコの報道を「うそ」だと非難した。

「憎しみに満ちた、欧州連合(EU)寄りのリベラル系ニュースサイト、ポリティコのうそを強く否定する」と述べた。

フィツォ氏はトランプ氏の精神状態に直接言及することなく、「米国訪問について、どの首相や大統領とも非公式に話していない」と述べ、トランプ氏との「会談をどのように評価したか」に関するポリティコの報道を否定。

「誰も何も聞いていない、誰も何も見ていない、目撃者はいない。しかし、ポリティコがうそをつくのを阻止するものは何もない」と述べた。

フロリダ州パームビーチにあるトランプ氏の私邸マールアラーゴでの会談後、フィツォ氏はトランプ氏と「極めて重要な」会談を行ったと述べた。

歴代最高齢の78歳7か月で大統領に就任し、6月に80歳の誕生日を迎えるトランプ氏の心身の健康は、ホワイトハウスにとって極めてデリケートな問題となっている。

トランプ氏は自身の活力を自慢する一方で、ジョー・バイデン前大統領を老いぼれとして描写し続けている。

だが、トランプ氏自身の健康状態についても、頻繁に手にあざがあることや、会議中に居眠りをしているように見える映像などから、臆測が高まっている。(c)AFP