中国・上海:開放環境とサービスを最適化し続ける都市
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【1月31日 People’s Daily】「こんにちは!本日はどのようなご用件でしょうか?」「外国人就労許可証の申請をしたいのですが…」、29歳のロシア人女性・アンナさんは上海外灘(バンド、Bund)地区の飲食企業で働き始めて1年になる。2025年9月、彼女は黄浦江のほとりに位置する「外灘国際人材サービスセンター」を訪れ、自身の外国人就労許可申請手続きを行った。書類を提出し、窓口担当者と全て英語でやり取りした彼女は、わずか数分で手続きを終えた。アンナさんは周囲の他の窓口を興味深そうに見渡しながら「ここは本当に便利ね。何でも手続きできそうな気がする」と話した。
25年4月に運用を開始した「外灘国際人材サービスセンター」は、上海市黄浦区が黄浦江の川沿いの外灘に設立したワンストップハブ型の海外人材サービスセンターだ。就労許可からビザ申請、永住権申請まで、外国人がここを訪れれば、出入境・在留手続き、企業サービス、民生保障、就業・起業支援など36項目の行政サービスを一か所で処理できる。
センターの責任者は「以前、外国人が上海で働いたり、起業したり、生活するためには、出入国管理センター、区行政サービスセンター、区就業サービスセンター、コミュニティ事務受付センターの4か所を駆け回る必要があった。今ではそんな必要はなく、わがセンターに来るだけで、全てワンストップで手続きできる」と説明する。
アンナさんが勤める飲食企業「上海外灘三号飲食文化」人事部の邵帥(Shao Shuai)マネージャーもこの点を高く評価し「以前、彼女は毎月のようにさまざまな行政施設を行き来していた。今では上海が多くの利便化措置を実施してくれたおかげで、一部の行政手続きはオンラインで完了できるようになった」と話す。
国際人材の育成・発展環境の持続的な最適化に向けて、黄浦区は行政サービス、生活ガイド、起業支援などの資源を統合し、海外人材に「ワンストップソリューション」を提供している。「『ようこそ黄浦へ』海外人材一本通」という中英二か国語のガイドブックを開くと「上海で働く最初の一歩、これらがあなたの必要な手続きかもしれません」「都会の真ん中に理想の住居を見つけるには」「税務手続きを便利に済ませる方法」などの便利な情報から、さらには「生煎饅頭、小篭饅頭、饅頭も包子の一種なのか?」といった疑問にまで答えてくれている。
黄浦区は、黄浦江に因んで名付けられ、上海市の「心臓部、窓口、名刺」とも称され、区域経済密度では市のトップを誇る。黄浦江に隣接するこの地に「国際人材サービスセンター」を設けた目的は、外国人材のキャリア形成、居住や生活、文化的な適応を含めた全てのプロセスと全ての次元にわたる人材サービス体系をさらに最適化し、黄浦区を国際人材が上海で就業、起業、学習、生活するための「最初の拠点」かつ「最優先の目的地」に育て上げることだ。
開放、革新、包容は、上海が最も鮮明に示す都市の品格である。
またこれは黄浦区だけではない。「上海虹橋海外人材ワンストップサービスセンター」では、一つの窓口で一度書類を提出するだけで「外国人就労許可証」と「就労類居留許可証」の「両証連動申請」の申請が可能で、わずか数分で手続きが完了する。
また上海静安区では「海外人材の静安区における就業・イノベーション・創業支援に関する若干の措置(試行版)』を発表し、世界中の優秀な人材にイノベーション・創業への「招待状」を送っている。
世界の東の地で、上海は開放の姿勢と着実な行動をもって、世界中の優秀な人材に対して、心からの「招待状」を発信し続けている。(c)People’s Daily /AFPBB News