ウクライナ戦争、軍の人的損失200万人近くに 米研究
このニュースをシェア
【1月28日 AFP】米戦略国際問題研究所(CSIS)は27日、ロシアによるウクライナ侵攻において、軍の被害者数(死傷・行方不明者)が、両国あわせて約200万人となっていると発表した。
発表されたデータによると、侵攻開始から約4年で、ロシア側では推定120万人の人的損失のうち、最大32万5000人が死亡したとされた。
CSISは「第2次世界大戦以降、どの主要国もこれほどの人的損失や死者を出した戦争はない」「ロシア軍は戦場で非常にゆっくりと進んでいる」と指摘した。
一方のウクライナ軍も大きな損失を被っており、2022年2月から2025年12月までに人的損失は50万~60万人に上り、そのうち10万~14万人が死亡したとされた。
CSISは「ロシアとウクライナ双方の人的損失は合わせて180万人に達し、2026年春までに200万人となる可能性がある」と述べた。
2025年2月、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は米国のテレビ局に対し、2022年以降で約4万6000人の兵士を失ったと述べたが、専門家らはこの数字を少なすぎるとしており、また、行方不明または捕虜となっている兵士も多数存在していると指摘している。
死亡通知などの公開データに基づいて調査しているBBCロシア語サービスと、ロシアの独立系ニュースメディア「メディアゾナ」は、4年間の戦争で16万3000人以上のロシア兵の死亡を確認したとしているが、実際の数はさらに多い可能性を認めている。
民間人にも大きな被害が出ている。国連人権高等弁務官事務所は、2025年には2500人以上の民間人が死亡し、1万2000人以上が負傷したと述べており、また2022年以降で確認された民間人の死者数はほぼ1万5000人に達しているが、実際の総数は「さらに多い可能性がある」と指摘している。(c)AFP
