米民主党のイルハン・オマル下院議員、演説中に襲撃される
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【1月28日 AFP】(更新)米民主党のイルハン・オマル下院議員が27日夜、演説中に男に襲撃された。オマル氏に向けて注射器のようなものから正体不明の液体を噴射した男は、警備員に取り押さえられた。現場にいたAFP記者が確認した。
ドナルド・トランプ大統領から度々口撃されているオマル氏は、「どんな攻撃を受けても、私たちは屈しない」と演説を続け、男は会場から連れ出された。
オマル氏の事務所によると、男はミネアポリス警察に拘束された。
この事件は、中西部ミネソタ州ミネアポリスでのタウンホールミーティング中に発生した。同市では今月、暴力的な不法移民摘発で米国人2人が殺害され、不安が高まっている。
オマル氏は、トランプ政権に現在の方針を転換するよう訴えた直後、襲撃された。
オマル氏が「米移民・税関捜査局(ICE)は改革も信用回復もできない。ICEを永久に廃止しなければならない」「そして、クリスティ・ノーム国土安全保障長官は辞任しなければ、弾劾されることになる」と述べ、拍手喝采を浴びた。
その直後、最前列にいた男が立ち上がり、何かを言いながらオマル氏に液体を噴射し、警備員に取り押さえられた。オマル氏は拳を振り上げ、男に向かって歩み寄った後、演壇に戻った。
議員は数語のののしり言葉を吐いた後、スタッフが演説を続けるべきではないと声高に訴えたにもかかわらず、マイクを握り、「この卑劣な男のような人たちが理解していない現実がある。私たちはミネソタの強い者たちだ。そして、どんな困難に直面しても、私たちは立ち向かう強さを持ち続ける」と述べた。
これに先立ちトランプ氏は同日、アイオワ州での演説でオマル氏とソマリアを激しく非難し、同国の首都モガディシオ出身のオマル氏は「大失敗した国から来た」と述べた。
米シンクタンク「ニュー・アメリカ」によると、トランプ氏は2期目にソマリアへの攻撃を143回命じ、最近では人道支援を停止するなど外交関係を縮小している。(c)AFP