北朝鮮観光がついに動く?…海外の旅行社が「4月平壌ツアー」発表、ただ本格再開は“手探り段階”か
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【01月28日 KOREA WAVE】海外の北朝鮮専門旅行社が4月予定の平壌観光日程を相次いで公表し、外国人観光の再開可能性が改めて取り沙汰されている。北朝鮮当局からの最終許可は確認されていないものの、日程の構成や時期、コース内容が新型コロナ以前の通常商品に近い点から、4月を起点に限定的・条件付きでの再開に踏み出すとの観測が関係者の間で広がった。
北朝鮮専門旅行社のYoung Pioneer Toursは4月初旬出発の平壌観光について、2泊3日および6泊7日の行程を公式サイトで具体的に提示した。中国・丹東―新義州―平壌を往復する列車移動を組み込み、平壌市内の主要名所、ホテル、レストラン訪問まで詳細に組み立てている。
行程には、金日成広場、万寿台大記念碑、平壌地下鉄、祖国解放戦争勝利記念館(戦争博物館)、主体思想塔など中核的な観光地が並ぶ。全体像はコロナ前の通常観光商品と大きく変わらない水準だ。加えて、羅先経済特区や元山観光の案内も同時に掲示された。
もっとも、旅行社側は「当局からの最終的な公式承認や確約はまだ受けていない」と説明する。一方で、具体的な日程・コースを公開し、複数地域の観光案内を同時に示した点は、再開を見据えた事前準備の色合いが濃いとの見方が強い。
注目されるのは時期設定だ。4月初旬は昨年の平壌国際マラソンが開かれた時期に近く、キム・イルソン(金日成)主席の生誕日(4月15日、太陽節)とも重なる。北朝鮮が国際行事や国家記念日を節目に、外国人の入国を限定的に認めてきた過去のパターンと符合する。
また、北朝鮮は最近、羅先地域の観光を一時的に再開した後、再び停止した前例がある。防疫や統制を理由に短期間で閉じた経緯から、外交・観光関係者の間では、今回も全面開放ではなく、試行的・段階的なアプローチを探る可能性が高いとみられている。
このため、4月の平壌観光日程の公開は、本格再開の宣言というより、条件付き再開の可否を測る手探り段階の動きと受け止められている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News