【2月4日 東方新報】寧夏回族自治区(Ningxia Hui Autonomous Region)賀蘭山東麓ワイン産業パーク管理委員会によると、農業農村部弁公庁はこのほど「農業農村部企業重点実験室リストに関する通知」を発表し、賀蘭山東麓の青銅峡市(Qingtongxia)鴿子山の中核産地に位置する寧夏西鴿酒庄(ワイナリー)が「農業農村部・乾燥地帯特色果実加工重点実験室」に選ばれた。これは、賀蘭山東麓のワイン産地に国家級の農業研究プラットフォームが新たに加わったことを意味し、産業の技術革新に新たな原動力を注ぎ込むものだ。

農業農村部の企業重点実験室は、農業分野をけん引する企業を中核に整備する国家級の研究開発拠点で、産業技術の研究開発、成果の実用化と普及に重点を置く。政府・企業・研究機関が連携する共同イノベーションの仕組みを構築し、農業の重要な基幹技術の突破を後押しする。今回の選出は、寧夏のワイン産業が持つ研究力が評価されたことを示すと同時に、乾燥地帯の特色果実加工分野における技術高度化を促すことになる。

近年、賀蘭山東麓のワイン産地は技術革新を重視し、産業チェーン全体を科学技術で支える体制を整えてきた。寧夏・賀蘭山東麓ワイン産業技術協同イノベーションセンターを基盤に、11の大学・研究機関と30社余りの企業が連携して共同研究を進め、ワイン用ブドウのウイルスフリー苗の繁殖、耐寒栽培などの重要技術を克服した。さらに、ブドウの遺伝子編集技術やビッグデータのプラットフォームを構築し、現代的な製造プロセスと安全生産の技術体系を形成している。

現在、賀蘭山東麓のワイン産地では国家ハイテク企業4社が育成され、自治区レベルのイノベーション拠点15か所が整備された。欠損灌漑(調亏灌溉)や在来酵母株の活用などの技術は、すでに規模拡大を伴って普及している。産地の中核企業を代表する西鴿酒庄は、青銅峡・鴿子山の中核産地に根差し、乾燥地帯の果実加工に関する研究開発を深めてきた。産学研連携を通じてスマート醸造やデジタル栽培などの技術導入を進めており、同社のポスドク研究拠点も産業人材の育成を支えている。

賀蘭山東麓ワイン産業パーク管理委員会の担当者は、今回、国家級の重点実験室が設置されたことで、産地の研究資源の統合がさらに進み、乾燥地帯の特色果実加工技術に関する研究開発と成果の実用化が加速すると期待を示した。これにより、賀蘭山東麓ワイン産業の品質の差別化とブランド影響力の向上を後押しし、寧夏の特色農業の高度化に向けた技術基盤を固めていくとしている。(c)東方新報/AFPBB News