【1月27日 AFP】トルコ・イスタンブールのごみ箱から頭部と両脚を切断された女性の遺体が見つかった。同国メディアが25日、報じた。女性の権利団体は激怒している。

民営のデミルオレン通信(DHA)によると、女性の遺体はシーツに包まれ、シシュリ地区のごみ箱に捨てられていた。24日夕方、リサイクルできるものを探していた回収業者が発見したという。

捜査当局は、被害者は37歳のウズベキスタン国籍の女性であることを特定した。

女性の頭部と両脚は直ちに発見できなかった。防犯カメラの映像から、別のごみ箱に2人の男がスーツケースを捨てていたことが分かったが、中身は明らかになっていない。

DHAによると、数時間後、警察はイスタンブール空港から出国しようとしていた被害者と同じウズベキスタン国籍の容疑者2人の身柄を拘束。その後、3人目の容疑者も拘束した。

女性の権利擁護団体は怒りを表明し、イスタンブールとアンカラで抗議デモを実施した。

NGOの映像には、シシュリ地区のオスマンベイ地下鉄駅に推定1000人以上が集結し、「男性による暴力を止めろ!」「殺された女性たちのために正義を求める」「移民女性は孤独ではない」と書かれた横断幕やプラカードを掲げた。

デモ隊は女性の遺体が発見された現場に向かって行進し、「女性たちはもう黙ってはいない!」とシュプレヒコールを上げた。

アンカラでは、「ストップ・フェミサイド(女性や少女を標的とした殺人)」プラットフォームが呼びかけた抗議デモに数百人が参加した。

ストップ・フェミサイドのイシル・クルト氏は声明で、「加害者たちは免責を確信していたため、殺害した女性の遺体を人目につくごみ箱に捨てたのだ」「年月が流れ、都市や名前が変わっても、女性に対する暴力は変わらない」と述べた。

トルコ政府はフェミサイドに関する公式統計を集計しておらず、女性の権利擁護団体は報道から殺人やその他の不審死に関するデータを収集している。

ストップ・フェミサイドがまとめた数字によると、2025年には294人の女性が男性に殺害され、さらに297人の女性が不審な状況下で遺体となって発見された。(c)AFP