イスラエル、ガザ最後の人質の遺体収容
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【1月27日 AFP】イスラエル軍は26日、パレスチナ自治区ガザに残る最後の1人となっていた人質の遺体を確認したと発表した。これにより、2023年のハマスによる攻撃で拘束された251人全員の返還を終え、和平計画の第2段階へ移行する条件が満たされたことになる。
警察官だったラン・グビリさんの遺体はイスラエルに移送された。道路わきでイスラエルの旗を振る人たちが、遺体を乗せた車列を見送った。
ガザ地区に近いイスラエル軍の敷地内では式典が行われ、父親のイツィク・グビリさんは「息子を誇りに思う」と述べた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は26日、「イスラエル政府は生存者も戦死者も含めて全ての人質を帰還させるという道徳的かつ倫理的な使命を完了した」と述べた。
国連は26日、ガザで最後の人質の遺体が収容されたことを受け、停戦合意を完全に実施するよう促した。
国連のステファン・ドゥジャリク事務総長報道官は、グビリさんの遺族に哀悼の意を表した上で、「ガザでの停戦合意の完全な実施は極めて重要だ」と述べた。
イスラエルは、グビリさん遺体を収容し次第、ガザ地区とエジプトを結ぶラファ検問所を限定的に再開する見込みだと発表していた。
ガザ地区への重要な支援物資の玄関口であるラファ検問所の再開は、ドナルド・トランプ米大統領が昨年10月に発表した停戦枠組みの一部となっている。しかし、イスラエル軍が紛争間に検問所を掌握して以降は、閉鎖されたままとなっていた。
週末にエルサレムで行われた協議で、スティーブ・ウィトコフ米特使やトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が、イスラエル当局に対して検問所の再開を強く求めた。(c)AFP