【1月26日 AFP】イスラエルは26日、パレスチナ自治区内に残っている最後の人質の遺体を収容し次第、ガザ地区とエジプトを結ぶラファ検問所を限定的に再開する見込みだと発表した。

ガザ地区への重要な支援物資の玄関口であるラファ検問所の再開は、ドナルド・トランプ米大統領が昨年10月に発表した停戦枠組みの一部となっていた。しかし、イスラエル軍が紛争間に検問所を掌握して以降は、閉鎖されたままとなっていた。

週末にエルサレムで行われた協議で、スティーブ・ウィトコフ米特使やトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が、イスラエル当局に対して検問所の再開を強く求めたと伝えられている。

一方、イスラエル軍は同日、ガザ地区の墓地で最後の人質であるラン・グビリさんの遺体を捜索していると発表した。イスラエル首相府は「この作戦が完了し次第、米国との合意に従って、イスラエルはラファ検問所を開放する」と述べている。

首相府はX(旧ツイッター)で検問再開について、「歩行者の通行に限り、完全なイスラエル側の検査体制を条件として」同意したと述べた。

また、この措置は「生存しているすべての人質の帰還と、死亡した人質全員を発見し返還するためのイスラム組織ハマスによる100%の努力」に依存するとしている。

ハマス軍事部門イザディン・アルカッサム(カッサム旅団)のアブ・オベイダ報道官は、「捕らわれた者(グビリさん)の遺体の所在に関して、われわれが保有するすべての詳細と情報を仲介者に提供した」とし、イスラエルが「伝えた情報に基づき、ある地点を捜索している」と付け加えた。

グビリさんを除き、2023年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃で拉致された251人は、生死を問わず全員がその後返還されている。

グビリさんはイスラエル警察の精鋭部隊の一員で、攻撃当日に死亡してその遺体はガザ地区へと運ばれた。(c)AFP