【1月25日 AFP】ベルギーの捜査当局は24日、王室を名乗る詐欺グループが過去1年間にわたり、外国の要人やビジネスリーダーから金銭をだまし取ろうとしていたと発表した。

連邦検察官によると、このグループは電子メール、電話、そして人工知能(AI)で生成された偽の動画を使って犯行に及んでいた。

詐欺グループの詳細についてはまだ明らかになっていないが、2025年の早い時期から活動を開始し、通信アプリなどを通じて、フィリップ国王や王室スタッフを名乗っていたとされる。

グループは王室とのつながりがありそうな人を狙って詐欺行為を働いていた。ほぼすべての人が詐欺と気づいたが、中には実際に金銭を送金してしまった被害者もいるという。標的は外国の要人やビジネスリーダーにとどまらず、国内で王室と近い関係にある人にも及んでいた。

さらに今月に入ってからは、複数の企業幹部に対し、国王からのビデオインタビューに招待するといった行為も報告された。国王を装った映像は、生成AIによって作成されたとみられる。

一部の幹部は、架空のガラディナーへの招待を受け、存在しないイベントのスポンサー料を支払うよう求められたことを明らかにした。

連邦検察は、警察当局の専門チームの協力を得て事件の捜査に当たっているとしている。(c)AFP