【1月25日 AFP】米ミネソタ州ミネアポリス市で24日、米移民・税関捜査局(ICE)の職員が男性を射殺した。ドナルド・トランプ政権下での作戦中に同市で民間人が死亡したのはこれが2件目で、州当局者からは新たな抗議と怒りの声が上がっている。

国土安全保障省(DHS)は死亡した男性について、地元メディアが看護師のアレックス・プレッティさん(37)と特定した人物が、拳銃を持って捜査官に「近づき」、武装解除されることに「激しく抵抗した」と主張した。

しかし、事件の映像では、雪に覆われた歩道でプレッティさんが、化学スプレーを浴びせられそうになっている女性の抗議者を守ろうとしているように見え、その際にICE職員がプレッティさんを氷の張った道路へ引き倒している様子が映っている。その後、複数のICE職員がプレッティさんを拘束しようともみ合いになり、数秒後、あるICE職員が発砲し、倒れたプレッティさんの身体に対して離れた位置から複数回の銃撃が加えられた。この映像について、AFPは検証をしていない。

わずか3週間前に射殺されたレニー・ニコール・グッドさん(37)の時と同様に、連邦当局と地元当局は男性が殺害された状況について異なる見解を示しており、衝突時の映像はすぐにオンライン上で拡散した。

ミネソタ州のティム・ウォルズ知事この銃撃を「恐ろしい」と述べ、記者会見では「連邦政府がこの捜査を主導すると信頼することはできない。州が対応する、以上だ」と、州当局が捜査を主導するよう求めた。

連邦当局は、グッドさんの死について地元当局の捜査官が共同で捜査することを阻止し、物議を醸している。

トランプ大統領はウォルズ知事やミネアポリスのジェイコブ・フレイ市長との舌戦をさらに激化させ、民主党指導者たちがその発言で「反乱を扇動している」と非難した。トランプ氏はこれまでに、反乱法を発動してミネソタ州に軍を派遣すると示唆している。(c)AFP