フリオ・イグレシアスさんの性的虐待疑惑、検察が告発退ける
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【1月24日 AFP】スペイン検察は23日、同国出身歌手のフリオ・イグレシアスさん(82)に対する性的虐待および人身売買の告発を、スペインの裁判所には管轄権がないとして退けた。
家政婦と理学療法士の女性2人は、2021年にドミニカ共和国とバハマにイグレシアスさんが所有する邸宅で働いていた際、性的虐待を含むさまざまな被害を受けたと主張していた。
しかし、スペイン検察は「裁判所の管轄権の欠如」を理由に予備調査を却下したと決定文で述べた。
告発内容を精査した結果、被害者が「外国人」で「スペインに居住していない」こと、さらに被告も国外にいることから、捜査を開始できないと判断したという。
マドリード生まれのイグレシアスさんは、米国のマイアミ、ドミニカ共和国、バハマを行き来しながら生活している。
支援団体のウィメンズ・リンク・ワールドワイドと国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、5日にスペイン検察に提出された告発状には、「強制労働を目的とした人身売買」や「性的暴行などに当たる可能性がある行為」が記されていると説明した。
両団体は検察の判断を「遺憾」とし、女性2人は「正義を求めて闘い続け、利用可能なあらゆる法的手段を追求する」と述べた。(c)AFP/Diego URDANETA