【1月24日 AFP】ロシア、ウクライナ、米国の代表団が23日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで初となる直接交渉を行い、ドナルド・トランプ米大統領が推進している約4年にわたる紛争を終わらせるための和平案について話し合った。

米国の当初の提案は戦争を終わらせるというものだったが、これがロシア寄りであるとしてウクライナや西欧から激しい批判を受けた。その後の提案は、欧州の平和維持部隊の導入を示唆したとして、今度はロシアからの批判を受けた。

2日間予定されている協議に先立ち、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、領土問題が依然として主要課題であると述べていた。

22日にロシアのウラジーミル・プーチン大統領がスティーブ・ウィトコフ米特使やトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏とモスクワで会談した後、ロシア大統領府(クレムリン)は、ウクライナが東部ドンバス地域から撤退するという要求は依然として有効であると述べている。ウクライナは東部地域の約20%を支配しており、そういった条件を拒否している。

両陣営は、ウクライナ東部の領土の運命が、解決を模索する中での主要な未解決問題の一つだと述べている。

初日の協議終了後、ウクライナの首席交渉官であるルステム・ウメロフ国家安全保障・国防会議書記は、会談が「ロシアの戦争を終わらせるための条件と交渉プロセスのさらなる論理」に焦点を当てたと、ソーシャルメディアに投稿した。

またゼレンスキー氏はソーシャルメディアへの投稿で、「戦争を終わらせ、完全な安全を達成するという願望を持つのはウクライナだけでなく、ロシアにも同様の願望が何らかの形で生まれる必要がある」と付け加えた。

プーチン氏は、交渉が失敗に終わった場合、ウクライナ東部を武力で完全に支配する意向を繰り返し表明している。(c)AFP