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【01月23日 KOREA WAVE】韓国の大学内で、AIを用いたディープフェイク技術による性犯罪が拡大する中、その加害動機として「性的欲求の充足」や「いたずら」が主な理由であることが明らかになった。中には、自らディープフェイクを制作・拡散した経験を持つ学生も少なくなく、学生社会の倫理意識に深刻な懸念が広がっている。

韓国女性政策研究院が18日発刊した報告書「大学におけるディープフェイク性犯罪の実態把握と対応策の基礎研究」には、全国の大学生1500人を対象にした調査の結果が収められている。この調査は昨年6月17日から27日にかけて実施された。

調査によると、回答者の14.5%が「ディープフェイク写真・映像を自ら制作した経験がある」と答えた。特に男子学生(17.5%)の方が女子学生(11.6%)よりも経験率が高かった。制作目的としては、「課題としての活用」(53.7%)と「面白半分・ミーム生成」(53.7%)が最多だったが、「創作物の制作」(48.6%)や「友人とのいたずら」(38.5%)といった回答も目立った。

また、男子学生の12.2%は「性的欲求の充足」を、8.4%は「相手を困らせる目的」と答えており、これらの割合は女子学生の2倍以上に上った。

ディープフェイク性犯罪に対する認識も性別で大きく差が出た。女子学生の72.1%が「よく知っている」と答えたのに対し、男子学生は52.9%にとどまった。また、性犯罪事件のニュースに接した後の感情として、女子学生の56.3%は「怒りや衝撃」、31.4%は「不安や恐怖」と答えたが、男子学生はそれぞれ36.2%、9.9%にすぎず、42.7%は「驚いたが自分には関係ない」と回答した。

犯罪の動機として学生たちが最も多く挙げたのは「性的欲求の充足」(48.9%)で、次いで「いたずら」(30.5%)、「見つからないと思った」(29.5%)、「罰が軽いから」(29.1%)などが続いた。性別では、男子学生は「性的欲求」(54.0%)や「いたずら」(34.4%)が多かった一方で、女子学生は「罰が軽い」(42.7%)や「見つからないと思った」(30.0%)を多く挙げた。

また、全体の35.0%が「大学内で実際にディープフェイクの性的合成物が作成・流布された事例を見聞きしたことがある」と答えており、6.9%は「被害を受けたことがある」と回答。約15人に1人が被害経験を持つことになる。

責任の所在については、85.2%が「他人の写真を盗用した者が悪い」と答えたが、男子学生の13.6%が「個人の写真管理の責任」と回答しており、女子学生の4.9%より大幅に高かった。

報告書は「女子学生は主に学術的・表現的目的で技術を活用している一方、男子学生はいたずらや娯楽目的が多く、特に性的欲求の充足や相手を困らせる目的は女子学生の2倍以上に上っている」と指摘した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News