【1月23日 AFP】女子テニス界の重鎮マルチナ・ナブラチロワ氏らが23日、全豪オープンテニスでの大坂なおみの振る舞いについて、「基本的なエチケット」を守らなかったと苦言を呈した。

大会第16シードの大坂は22日の2回戦でソラナ・シルステア(ルーマニア)に勝利したが、試合後の険悪なやり取りとシルステアの不満のこもった握手によって後味が悪いものとなった。

今大会が引退前最後の全豪出場となったベテランのシルステアは、大坂がファーストサーブとセカンドサーブの間に「カモン」と声を上げたことに異議を唱えていた。

コート上でのインタビューで大坂は、シルステアに対して素っ気ない態度を見せたが、後に「無礼だった」と謝罪した。

四大大会(グランドスラム)で単複合計59回の優勝を誇るナブラチロワ氏は、「試合後の(大坂の)発言は理解できる。あれはある意味、感情が高ぶっていた瞬間で、握手のときのシルステアの反応に彼女が驚いたのだと思う」としつつ、「ファーストサーブとセカンドサーブの間に声を出すのはいけない」と語った。

「シルステアはセカンドを打つ準備をしていたのに、大坂が『カモン』といった。これは正しいことではない。わざとやっているわけではなく、気づいていないだけだと思う」

一方、2000年の全豪で女子シングルスを制したリンゼイ・ダベンポート氏は、大坂がマディソン・イングリス(オーストラリア)との3回戦で同じ過ちを繰り返すことはないだろうと語った。

「大坂は28歳で、長い間テニスをしてきている。ああいうことは普通はしない」「大坂には悪意のかけらもないことはみんなが知っているから、あの行為を続けるとは思わない」

「太ももをたたいて自分を鼓舞することはできるが、サーブの間に叫ぶことはできない。基本的なテニスのエチケット入門だ」

シルステアは試合後の会見で、この騒動を大げさに扱うことはせず、「なにも劇的なことはない」と強調し、「ツアーで長く戦ってきた2人の選手の間で起きた、たった5秒のやり取り。あれは私たちの間だけのこと」と語った。(c)AFP