「まさかここまで」韓国発スイーツ「ドバイもちもちクッキー」旋風を生んだ“原点の店”
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【01月22日 KOREA WAVE】韓国で「ドバイもちもちクッキー(ドゥチョンク)」の名で知られる新感覚スイーツが、大ブームを巻き起こしている。その火付け役となったのが、京畿道金浦市にある小さなベーカリー「モントクッキー(Mont Cookie)」だ。開発者であり、同店を運営するイ・ユンミン代表(32)は「まさかここまでヒットするとは夢にも思わなかった」と、今の熱狂的な人気を語った。
ドゥチョンクとは「ドバイ(Dubai)」と「もちもち」を意味する「チョンドゥク」、そして「クッキー」を組み合わせた名称で、もちっとしたチョコとマシュマロの皮に、ピスタチオペーストと中東の麺菓子“カダイフ”を詰めた新感覚の菓子だ。2025年4月に発売されて以降、SNSなどで話題を呼び、瞬く間に全国的な人気を博した。
開発には、イ・ユンミン代表のアイデアと、製菓責任者であるキム・ナリ氏の技術が結集した。イ・ユンミン代表は「製品のアイデアは私が主に出し、それをキム・ナリ氏が実現してくれる。互いに尊重しながら創り上げた一品です」と振り返る。
しかし、完成までの道のりは決して平坦ではなかった。ピスタチオペーストが柔らかすぎて成形できず、試行錯誤の末に“冷やしてから包む”という技法を取り入れた。また、初期の試作は「何これ?と思うような味だった」と笑いながら話す。初代のドゥチョンクが完成するまでには約3カ月を要したが、現在主流となっている“丸い餃子型”の製品は、わずか1週間で形になったという。
現在、他の人気スイーツ店も類似商品を次々と発売しており、ドゥチョンクの“元祖”であるモントクッキーの名は、むしろ後から広まりつつある。「IVEのチャン・ウォニョンさんがSNSに別の店のドゥチョンクを載せたときは、少し寂しさもあった。でも、そのおかげで多くの人にこのスイーツが知られるようになった」と、イ・ユンミン代表は感謝の気持ちもにじませた。
商品名の商標登録や特許申請についても検討したが、「『もちもち』も『クッキー』も一般的すぎて特許取得は難しい」として断念した。それでも味には強い自信を見せる。「他店のものも試食しましたが、やはりうちのが一番おいしい。イタリア産100%のピスタチオを使っており、チョコレートも高品質な素材のみ使用しています」
モントクッキーは2024年8月、イ・ユンミン代表がキム・ナリ氏とともに立ち上げたばかりの新興ベーカリーだ。イ・ユンミン代表は元・陸軍副士官で、除隊後はIT業界で活躍していた。製菓業に従事していた後輩のキム・ナリ氏と手を組み、事業をスタートさせたという。1年半が過ぎた現在、正社員10人、パートタイム160人を抱える中小企業へと急成長している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News