ムハンマド皇太子、日韓ゲーム株を一括管理…サウジ「オイルマネー」の影響力強まるか
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【01月22日 KOREA WAVE】サウジアラビアの政府系ファンド(PIF)の投資専門子会社が、日本や韓国の主要ゲーム会社の株式を相次いで確保していることが分かった。ムハンマド皇太子が率いる国富ファンドがゲーム関連資産を一つに集約する動きを見せており、今後、本格的な経営関与や積極投資に踏み出す前兆ではないかと注目が集まっている。
ゲーム業界によると、ネクソンの日本法人は今月13日、主要株主がPIFからサウジアラビアの投資会社アヤル・ファースト・インベストメント・カンパニーに変更されたと公表した。
アヤルは、サウジ国富ファンドが全額出資する投資専門子会社で、今回の移管により、PIFが保有していたネクソン株11.17%はアヤルに引き継がれた。
株式の名義上の保有主体は変わったものの、運用責任者が従来通りトゥルキ・アルノワイザー氏であることから、実質的には国富ファンド内部での資産再編とみられている。
アヤルは今月初めにも、日本の大手ゲーム会社であるカプコン、バンダイナムコホールディングス、コーエーテクモホールディングスへの投資を実施した。
具体的には、カプコン株6.6%、バンダイナムコ株5.05%、コーエーテクモ株9.3%を取得しており、これらの内容は日本の財務省に報告された。
業界では、今回の一連の株式移管・取得について、国家戦略として進めるゲーム産業振興に向け、投資ポートフォリオを体系的に整理する過程との見方が広がっている。
ムハンマド皇太子は2022年、ゲーム産業を国家の中核成長分野と位置付け、サウジアラビアをゲームおよびeスポーツの世界的拠点に育てる方針を打ち出した。
PIFはその一環として、昨年には約550億ドルを投じて米大手ゲーム会社エレクトロニック・アーツ(EA)を買収している。
今回の動きは、これまで国富ファンド内に分散していたゲーム・エンターテインメント関連資産を別法人に集約し、管理効率を高める狙いがあるとみられる。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News