イラン抗議デモの死者数3117人、当局発表に人権団体は反論
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【1月22日 AFP】イラン当局は21日、昨年12月末から始まった反政府デモ抗議で3117人が死亡したと発表した。しかし、活動家らは弾圧によって抗議活動が抑え込まれており、実際の死者数はその数倍に上る可能性があると述べた。
当局による初の公式発表として、国営テレビが引用した退役軍人・殉教者財団の声明によれば、抗議活動中に合計3117人が死亡した。そのうち、治安部隊の隊員を含む2427人がイスラム教の下で「殉教者」とみなされ、声明では「無実」の犠牲者と呼ばれている。
イラン国家安全保障会議のアリ・アクバル・プールジャムシディアン事務局長は「殉教者に含まれない690人は、テロリストや暴徒、軍事施設を攻撃した者たちである」とし、抗議活動中の「殉教者」の多さが「治安部隊の抑制と寛容」を示していると語った。
これに対し、ノルウェーに拠点を置く人権団体「イラン・ヒューマン・ライツ(IHR)」のマフムード・アミリモガッダム代表は「イランから出てくるすべての証拠は、抗議活動中に実際に殺害された人々の数がはるかに多いことを示している」と述べた。
アミリモガッダム氏はAFPに対し、イランは「国家による致命的な暴力を組織的に過小報告するパターンがよく記録されている」とし、イランの処刑に関する過小報告のパターンがここでも適用される場合、「実際の死者数は2万5000人に達する可能性がある」と警告した。
経済的不満から始まったデモやストライキは、1979年のイラン革命(イスラム革命)以降に国を支配して生きた指導部に対する大規模運動に発展しており、今年1月8日から数日間にわたり、人々が街頭に繰り出して大規模抗議デモを行った。
しかし、抗議活動は現在、活動家らが「インターネット全面遮断の下での弾圧」と表現する状況の中で収束している。
死者数を監視する各団体は、当局によるインターネット切断により正確な数字を出すことが妨げられているという。インターネットの接続状況を監視するNetblocksによると、遮断は300時間以上続いている。(c)AFP