ロボット基盤の電気自動車高速自動充電システムの概念図=SKシグネット(c)KOREA WAVE
ロボット基盤の電気自動車高速自動充電システムの概念図=SKシグネット(c)KOREA WAVE

【01月22日 KOREA WAVE】韓国SKグループで電気自動車(EV)充電器製造事業を営む「SKシグネット」が、ロボットを活用した高速自動充電システムの実証を完了し、国際規格に基づく認証も取得した。

メガ・ニュース(MEGA News)のリュ・ウンジュ記者の取材によると、SKシグネットのコンソーシアムは、産業通商資源省傘下の韓国エネルギー技術評価院が主導する国家プロジェクト「ロボット基盤電気自動車高速自動充電システムの開発および実証」の研究を終え、無人・非接触型のEV充電技術の実証を完了した。

この技術は、ロボットが車両の位置を認識し、充電コネクタを自動で接続する方式であり、ドライバーの介入を必要としない自動化された充電環境を実現した。

今回の研究には、SKシグネットをはじめ、韓国機械研究院、韓国自動車研究院、韓国電気研究院、韓国スマートグリッド協会、韓国電子技術研究院、高麗大学、ゼウス、CEMES、Gridwizなど、計10機関が参加した。コンソーシアムは5年間にわたり400kW級のロボット充電システムを長期実証し、充電の精度、国際的な通信・決済標準への適合性、利用者の安全性など、商用化に必要な要件を検証した。

SKシグネットは、1台のロボットで複数の車両を順次充電できるマルチ制御システムを開発した。自動充電に必要な専用モデムとPnC機能も実装した。また、長期間にわたる実証データをもとにアルゴリズムを高度化し、ロボットのコネクタ接続精度を高め、厳寒など予測困難な外部環境下でも動作効率を維持できるよう技術を補完し、実際の充電所運営レベルの安定性を確保したと説明した。

あわせて、ロボットの3Dビジョン認識システムを最適化し、関連技術の事業化パッケージも完了した。

安全性の強化を目的に、歩行者や車両との衝突リスクを予測するアルゴリズムの検証や、極限環境下での衝突検知装置の性能試験も実施した。これにより、自動運転車と歩行者が混在する充電環境でも無人運営が可能となるよう設計を高度化した。さらにSKシグネットは、複数車両の同時充電環境における電力の最適配分のための負荷制御アルゴリズムの高度化も並行して進め、システムの効率性を高めたという。

商用化に向けた認証も完了した。ロボットアーム(6軸多関節マニピュレーター)試作品については反復精度試験およびIP54の防水・防塵認証を取得し、屋外環境への適用基準を満たした。ロボット基盤の高速充電器および充電アダプタは、国際安全規格IEC 61851-23およびインターフェース規格IEC 62196-3に基づくCB国際相互認証を取得した。国内ではKC認証と高効率認証を取得し、北米・欧州・中東・アジアなど主要市場への進出に必要な要件を備えた。これはCEやULなど、主要国の認証手続きを迅速化する基盤にもなる。

SKシグネットのチョ・ヒョンギ最高経営責任者(CEO)は「今回のコンソーシアムにより高出力・自動化充電技術全般の技術的完成度を一段と高めることができた。今後も充電技術の高度化を通じて、多様なモビリティ環境に対応できるインフラ競争力を持続的に確保していく」と述べた。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News