【1月26日 東方新報】「2025年の抹茶販売量は2500トンとなり、2024年の1200トンから倍増した。輸出は1300トンで過去最高を更新した」

貴州省(Guizhou)銅仁市(Tongren)の貴州銅仁貴茶茶業の蘭方強(Lan Fangqiang)副総経理は16日、中国新聞社(CNS)の記者の取材に対しこう語った。最近は欧州基準に適合した抹茶32トンがスウェーデン向けに出荷されたという。

高い標高、低い緯度、雲霧の多い自然条件を生かし、貴州省銅仁市は近年、抹茶産業の育成に力を入れており、「中国抹茶の都」とも呼ばれている。銅仁市江口県にある貴州貴茶集団(GUITea)の生産拠点には、世界最大の単体抹茶精製工場があり、年間生産能力は4000トンを超える。

蘭方強氏によると、世界的に抹茶需要が伸び続ける中、国際市場で銅仁産抹茶の評価も高まっている。2025年には、銅仁の抹茶は日本、米国、フランスなど50以上の国・地域に販売された。

銅仁の抹茶産業は、原料供給に偏った形から、加工度を高めた製品づくりや異業種との融合へと転換しつつある。抹茶は飲用だけでなく、アイスクリーム、ケーキ、麺、カクテルなど多様な商品に使われ、貴州名物の魚火鍋や豆腐と組み合わせた新商品も登場している。現在、銅仁では抹茶シリーズ商品58種類を開発し、50以上の国・地域の店頭に並んでいる。

データによると、銅仁の抹茶産業は市内の主要な茶産地7県、茶葉栽培の34郷鎮に広がり、碾茶(てんちゃ)関連企業40社余りの発展と、茶農家11万人の雇用を支えている。雇用創出や農村振興を後押しする、地域の強みを生かした特色産業になっている。(c)東方新報/AFPBB News