カナダ、米国の軍事侵攻への対応策を策定中 「ゲリラ戦術」中心
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【1月21日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領がオンラインで再びカナダ併合に言及する中、カナダ軍は米国の軍事侵攻への対応策を策定している。カナダの英語日刊紙グローブ・アンド・メールが20日、報じた。
同紙は匿名の政府高官2人の発言を引用し、カナダの対応策は、アフガニスタンでソ連軍、そして後に米軍に抵抗した勢力が用いたような「ゲリラ戦術」が中心となると報じた。
同紙によると、政府高官2人はトランプ氏がカナダ侵攻を命じる可能性は低いと考えているという。
トランプ氏は2024年大統領選後と就任後最初の数か月間、カナダを繰り返し「51番目の州」と呼び、併合はカナダにとって有益だと主張していた。
トランプ氏のカナダ併合論はここ数か月で沈静化していたが、19日夜、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、カナダとベネズエラが米国旗で覆われた地図の画像を投稿。両国が米国に完全併合されることを示唆した。
政府高官2人はグローブ・アンド・メールに対し、軍事侵攻シナリオでは米軍は最短2日でカナダ軍の陸海上の拠点を制圧できると述べた。
カナダには米国に抵抗できる軍事力がないため、反撃は待ち伏せ攻撃や奇襲などの「ゲリラ戦術」が中心となるという。
同紙は、策定中の対応策は「概念的・理論的な枠組みであり、作戦遂行のための実行可能で段階的な指示となる軍事計画ではない」と強調した。
同紙によると、カナダ軍は、米国が侵攻を計画している場合、北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)における二国間協力の終了など、明確な兆候があると予想しているという。
同紙はさらに、カナダは英国とフランスに支援を求める可能性が高いとしている。(c)AFP