【1月21日 AFP】中国の何立峰副首相は20日、スイス東部ダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で演説し、米国がデンマーク自治領グリーンランド領有に向けた動きを強める中、世界は「弱肉強食(ジャングルのおきて)」に逆戻りしてはならないと警告した。

ドナルド・トランプ米大統領は、「アメリカ・ファースト(米国第一主義)」ますます強硬に推し進め、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国デンマークに対しグリーンランドの割譲を要求している。

何氏は、「選ばれた少数の国が私欲に基づく特権を持つべきではなく、世界は強者が弱者を食い物にする弱肉強食に逆戻りしてはならない」「すべての国に自国の正当な利益を守る権利がある」と主張。

さらに、「一部の国」による「一方的な」行動や貿易協定は世界貿易機関(WTO)の規則に違反していると指摘し、トランプ氏の気まぐれな貿易政策を暗に批判した。

中国は昨年、米国と激しい貿易戦争を繰り広げ、互いの製品に報復関税を課し合った。

何氏は、「現在の多国間貿易体制は、前例のない厳しい課題に直面している」「われわれは多国間主義を堅持し、より公正で公平な国際経済・貿易秩序の改善を推進しなければならない」と付け加えた。(c)AFP