中国、国民の保護をアフガンに要請 中華料理店爆発受け ISが犯行声明「中国人標的」
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【1月21日 AFP】中国政府は20日、アフガニスタンの首都カブールの中華料理店で爆発が発生し、中国人男性を含む少なくとも7人が死亡したことを受け、アフガンに対し中国国民の保護を要求した。
中国は、76キロにわたって国境を接するアフガンのイスラム主義組織タリバン暫定政権と緊密な関係にある。
中国外務省の郭嘉昆報道官は記者会見で、「中国はアフガン側に緊急の申し入れを行い、負傷者の治療に全力を尽くし、中国国民の安全を守るための効果的な措置をさらに講じるよう要求した」と述べた。
カブール警察のハリド・ザドラン氏によると、同市中心部の中華料理店で19日に発生した爆発では、アフガン人6人が死亡した。
SITEインテリジェンス・グループによると、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出し、中国人を標的とした自爆攻撃だったと主張している。
ISは声明で、「アフガンのイスラム国は、ウイグル人イスラム教徒に対する中国政府の犯罪行為が激化していることを踏まえ、中国人を標的リストに加えている」と述べた。
中国政府は、爆発の負傷者には中国人5人も含まれていると発表し、中国国民に対しアフガンへの渡航を控えるよう警告。
郭氏は、「既にアフガンに滞在している中国の国民と企業は、予防意識を高め、安全対策を強化し、危険地域から可能な限り速やかに撤退すべきだ」と述べた。
タリバン当局は、アフガニスタンの治安回復を表明しており、外国からの援助資金が枯渇する中、重要な収入源を確保するため、外国からの投資の誘致に動いている。
2021年にタリバンが政権に復帰して以来、アフガンには中国からのビジネス客が殺到している。(c)AFP