【1月20日 AFP】ウクライナの首都キーウで20日、ロシアによる夜間攻撃により、氷点下14度の中で数千の住宅が暖房と水の供給、一部で電力を失った。ロシア軍はウクライナ各地のエネルギー施設を標的に攻撃を行い、首都近郊では男性(50)が死亡した。

AFPの記者たちはキーウで空襲警報と爆発音を聞き、防空システムが無人機やミサイルに対して作動している様子を確認した。

ウクライナのアンドリー・シビガ外相はSNSの投稿で「戦争犯罪者の(ウラジーミル・)プーチンは、女性、子ども、高齢者に対し、まるでジェノサイドのような戦争を続けている」と非難した。

同相は、ロシア軍が少なくとも7地域のエネルギーインフラを標的に攻撃を仕掛けたとし、同盟国に防空システムの強化を求めた。

「プーチンの今朝の野蛮な攻撃は、スイスのリゾート地で開催されているダボス会議(世界経済フォーラム)に集まる世界の指導者たちへの警鐘だ」と述べ、「ウクライナ国民への支援は緊急だ。ウクライナに持続的な平和がなければ、欧州に平和は訪れない」と主張した。

ロシア軍の攻撃を受けてウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシア軍が「多数の弾道ミサイルと巡航ミサイル」および「300以上の攻撃用無人機」を発射したと述べた。

ウクライナ空軍によると、ロシアは夜間攻撃で339機の攻撃用長距離無人機と34発のミサイルを発射した。

キーウのビタリ・クリチコ市長はテレグラムへの投稿で「この攻撃で5635棟の住宅が暖房を失った」と述べた。これは首都のアパートの約半分に相当する。また多くの地域では水道も止まっていると付け加えた。

キーウのエネルギー網を狙った大規模な攻撃は1月9日未明にもあった。首都の約半数が暖房を失い、多くの住民が氷点下の中で数日間にわたり停電に見舞われた。20日に暖房が止まった建物の大半は、9日の攻撃でも被害を受けていたという。(c)AFP/Ania TSOUKANOVA