ハン・ドクス(韓悳洙)前首相(c)news1
ハン・ドクス(韓悳洙)前首相(c)news1

【01月20日 KOREA WAVE】韓国のハン・ドクス(韓悳洙)前首相の「内乱首謀者幇助」などを巡る一審判決が21日、生中継される。ソウル中央地裁は同日午後2時の判決言い渡しについて、中継放送の申請を認めた。

これにより、裁判所の設備で撮影した映像が放送各社を通じてリアルタイムで配信される見通しとなった。技術的事情によっては、配信が一部遅れる可能性もある。

ハン・ドクス前首相は、国務会議(閣議)副議長として大統領の恣意的な権限行使を事前に抑制・統制すべき義務を果たさず、違法な非常戒厳の宣布を幇助した罪などに問われている。

また、2024年12月5日、非常戒厳後の手続き上の瑕疵を隠す目的で虚偽作成された戒厳宣布文書に、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領(当時)やキム・ヨンヒョン(金龍顕)国防相(同)らとそれぞれ署名し、廃棄を求めた疑いもかけられている。

さらに、昨年2月20日にユン前大統領の憲法裁判所での弾劾審判に証人として出廷し、「戒厳宣布文を認識していなかった」との趣旨で虚偽の証言をしたとして、偽証罪も適用された。

先月26日の論告求刑公判で、特別検察チームは懲役15年を求刑した。特検側は「被告は行政府の第二人者である首相として内乱を止め得た事実上唯一の人物だったにもかかわらず、国民全体への奉仕者としての義務を裏切り、戒厳宣布の前後を通じて内乱に加担した」と指摘。「本件は韓国民主主義へのテロであり、国家と国民全体が被害者だ。再発を防ぐためにも厳罰が必要だ」と訴えた。

最終陳述でハン・ドクス前首相は「韓国は私に多くの機会を与えてくれた。任された職責に全力を尽くすことが恩返しだと考えて生きてきたが、その道の先で非常戒厳の事態に直面するとは夢にも思わなかった」と述べた。その上で「大統領が非常戒厳を宣言すると告げた瞬間、言葉にできない衝撃を受けた。以後の記憶は脈絡も明確さもない。決して同意できない事態で、何とか翻意させようとしたが力が及ばなかった」と心境を語った。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News