ドイツの川に「北極圏のような」巨大な氷塊 見物人集まる
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【1月20日 AFP】ドイツ北部で19日、エルベ川の一部に北極圏で見られるような巨大な氷塊が詰まり、船舶の航行に支障をきたす事態が発生した。当局が頭を悩ませる一方で、珍しい光景を一目見ようと、川岸には多くの見物人が集まった。
ここ数週間の寒波では、気温が氷点下15度まで下がることもあった。そのような中、エルベ川上流で氷が形成された。
連邦水路・航行局(WSV)のティルマン・トレバー氏によると、砕氷船で氷を砕いて下流へ流したところ、ハンブルク近郊のゲーストハハトにある堰(せき)付近に氷塊が滞留したという。
トレバー氏はAFPに対し、ここ数日で氷が積み重なり、高さ最大10メートルにもなる氷の山が形成されたと説明。この規模の氷の形成は約10年ぶりだと語った。
エルベ川は、チェコの山岳地帯を源流とし、ドイツ国内を流れて、同国最大の港湾都市ハンブルクの下流に位置するクックスハーフェンで北海に注ぐ。全長は1000キロ以上に及ぶ。
19日には、好天に恵まれたこともあり、地元住民ら数十人が川岸に打ち上げられた氷塊の間を歩き、その珍しい光景を楽しむ様子をAFPの取材班が捉えた。
WSVは、今後再び気温が氷点下まで下がる見通しのため、川がいつ完全に航行可能になるかは見通せないとしている。(c)AFP