【1月19日 AFP】スペイン南部で起きた高速列車が脱線し、別の列車と衝突した18日の事故の死者が39人になった。当局が19日、発表した。負傷者は120人以上に上っているという。

事故は18日夕方、マラガ発マドリード行きの列車がコルドバ県アダムス近郊で脱線し、反対側の線路に乗り上げ、反対方向に走っていた列車と衝突した。この衝突により対向列車も脱線した。

内務省によると事故の死者は少なくとも39人に上っており、18日夜遅くに警察が発表した21人から大幅に増えた。

また負傷者は123人で、このうち5人が重体、24人が重傷という。

オスカル・プエンテ運輸相は記者団に対し、事故が起きた現場は完全に改修された直線区間であり、最初に脱線した列車も運用開始からまだ日が浅いと説明。鉄道の専門家からも「この段階では説明が難しい」との意見が出ていると付け加えた。

また死傷者の数については今後さらに増える可能性があるとした。

鉄道運行会社イリョによると、マラガーマドリード間の列車には約300人が乗車していた。反対方向に走っていた列車の運行会社レンフェは、乗客数を明らかにしていない。

対向列車の最後尾に乗っていた女性は、スペインの公共テレビに対し、事故発生時「列車が急に止まり、すべてが暗くなった」とし、「後ろにいた乗務員が頭を打って出血していた。子どもたちが泣いていた」と話した。

また脱線した列車に乗っていたという男性は、民間テレビ局の取材に「後ろから非常に強い衝撃を感じ、列車全体が崩壊しそうな感覚があった。ガラスの破片で多くの人が負傷した」と事故当時の様子を振り返った。

スペインでは2013年、北西部サンティアゴ・デ・コンポステーラの曲がりくねった線路で列車が脱線し80人が死亡する事故が起きている。(c)AFP